意志力=セルフコントロールは何をするにも超重要!なわけですが、どうしても誘惑に負けてしまう…ってことありますよね。
目の前の誘惑を我慢できる人が最後には勝つ!
なんて言われてたりしますが、マシュマロテストなんかでもあるように『今、我慢したらあとで得するよー』と言われているくらい。
まぁそりゃそうですよね、ダイエットにしても今の甘いものを食べたい欲求を我慢して、毎日ある程度続ければ体重が減るわけですから。
ただ、頭ではわかってるけど、難しいってのが人間の性なわけで。
太古の時代はいつ死ぬかわからなかったから、今の欲求や感情に従ったほうが安全だったから、目の前の甘いものや楽しい方に気が向いてしまうもの。
だから仕方ない…で済まない問題もあるわけです。
結婚式前のダイエット、仕事の昇進、資格試験やテストなどなど。
どこかで人生のターニングポイントがあるわけですが、そんな時に誘惑に負けてしまっては後悔してもしきれないですよね。
じゃあどうしたら誘惑に勝つことができるのか、科学的にも言われている『正しい我慢の仕方』をお伝えしていきます。
なぜ人は誘惑に負けてしまうのか?
先ほども言った通り、狩猟民族だった時代は危険を察知したら逃げるし、カロリーが高いものはすぐに食べないと人はいつ死ぬかわらかなかったわけです。
だから、望む遠い未来よりも、今目の前の欲望の方が重要!って脳が反応してしまうんです。
しかも、ヒトの脳はモノを買うたびに報酬系が激しく活性化しまして、その結果として買い物にハマったりしてしまうんです。
買い物依存症とか、食べ物だったら毎日食べているような人。
脳の報酬って何かって言うと、ランナーズハイとか快楽的なホルモンが脳に分泌されることで起こること。
いわゆる、アドレナリン中毒状態。。。
好きでもないけど楽しくなっちゃう錯覚に陥るので、走ってて辛いのに楽しくなっちゃう感じ。
お腹いっぱいなのに甘いものを食べたくなるのも、好きだからじゃなくて目の前にカロリーがあって脳がドバドバ報酬系のアドレナリンを出しまくるからなんですな。
ただ、この脳の報酬系を意識的に止めることは不可能なので、うまく対策をしないとどうにもならないわけです。
セルフモニタリングが上げると自然に我慢できる
「自分の状態を客観的に観察すること」のことで、この能力が高ければ高いほど自分をコントロールすることができます。
ダイエット中に誘惑に負けない人や、貯金などを長期的な目標を達成しやすいと言われています。
無理に意志力をどうにかするよりも、このセルフモニタリングを活用することがかなり重要になってきます。
セルフモニタリングを簡単に高める2つの方法
鏡を置くこと。そして書くこと。
ダイエット中の参加者たちの前に鏡を置いた状態で「好きなだけお菓子を食べてもいいですよ」と言ったところ、鏡がない状態よりも甘いモノの誘惑に勝つ確率が高待ったそう。
鏡の前で食事をすると、高カロリーに手を出す確率が1/3にまで減少!
鏡で自分を客観的に見ることで、自分を客観的に見ることができるようになる。そして、ヒトの脳は長期的な目標を思い出すエリアが活性化するんだとか。
【やる力】やるべきことをやる力 (“I will” power)
【やらない力】やめたい習慣をやめる力 (“I won’t” power)
【望む力】重要な目標を思い出す力 (“I want” power)
なかでも「望む力」をもっとも重要視されていて、自分を状態をモニタリングするだけで、この「望む力」がグンとアップするわけですね。
セルフコントロールを正しく使うために
ただ、おっきな鏡を見ながら食事なんて常にできるわけじゃないですよね。
いくらお菓子や甘いものなどの衝動買いの誘惑に勝つためといえど、家族と一緒だったり外食の時もなんて現実的じゃありません。
お風呂上がりや、甘いものを食べたくなった時、買い物中にトイレに入って鏡を見るというのはあり。
普段から少しずつセルフモニタリング能力を鍛えておくのが吉。
といっても難しい作業は不要で、基本的には「何らかのデータを記録し続ける」だけでOK!
例えば、家計簿や食事日記。
その日に使ったレシートをアプリなどで記入する、食日記も手帳やスケジュール帳に何を食べたとか書いておく。
食事の記録はダイエット効果が高いと言われていて、実際に肥満外来なんかで使われているほど。
日記などを続けるうちに脳の興奮がおさまっていくんだそうな。
他にも、効率的に行いたいことや仕事の効率をアップさせたい時なんかは、どのくらいかかったかの作業時間を記録するのもあり。
まとめ
鏡を見たダイエット実験では食べ過ぎが減ったように、知らぬ間にセルフコントロール能力が上がっていくわけです。
他人だと、ダイエット中なのに食べるんだーとか、節約って言ってるのにこれは買うんだ
ーと思うように、
『自分の行動を客観的にみて抑制することができるようになる!』というわけなんです。
無理に我慢することよりも、セルフモニタリングを有効活用して、セルフコントロールをしていきましょう。