「そのひとクチがブタのもと」という書籍があるほど、普段の間食や一口って影響が大きいですよね。
たった一口と思っている人が多いですが、実際300kcalを毎日減らしていくだけで、理論上は1年で10キロほど痩せることができるわけです。
そう考えると、どれだけひと口の重要かを再確認いただけたと思います。
ですが、「あとひと口」「ちょっとだけ」と、誘惑には抗えないもの。
どうしたら『このひと口』を我慢することができて、さらに言えば、ダイエットで痩せることができるのか?多くのダイエットをしたい、健康になりたい人が悩みむポイントでもありますよね。
なぜこの本がいいのかというと、「どのような時に誘惑に負ける買い物をしてしまうのか」や「ダイエット中の脳を騙す食事法」など科学的な観点から書かれているんです。
つまり、誰かが実際にやって成功したという環境や状況に左右される体験談ではなく、実際に多くの人がうまくいったいわゆるほとんどの人に当て浜ある方法が書かれています。
読むだけで「なるほど!これならできそう!」と思えることがかなり多いですし、実際に試してみて効果を実感した方法が多いです。
ダイエットだけでなく、日々の生活の知恵にもなる本ですので、興味がある方は読んでみるといいと思います。
とは言え、読むのもなぁという方のために、面白いし使えたものを一部になってしまいますが、紹介したいと思います。
簡単にできることが多いので、是非とも参考にしてみてくださいね!
人はお腹が空くから食べるわけじゃない!
先ほどの「そのひとクチがブタのもと」にも書かれているのですが、
『人はお腹が空くから食べるわけじゃない。目の前に食べ物があるから食べてしまうんだ!』
と言っているように、至極まっとうだけどそれができたら苦労してないって気持ちになりますよね。
ただ、大事なことは一つで、『余計な買い物をしない』こと。
そして、『いかに脳を騙しながらうまく減らしていくか』です。
この2つのポイントをしっかり抑えておけば、つらい、苦しいダイエットを卒業して、ラクに痩せれるようになります。
なのでしっかりとこの2つのポイントを抑えていってください。
誘惑に負けない買い物をする方法
ダイエット中に関わらず、「ついつい買ってしまった」という経験があると思います。
夕飯の買い物やコンビニに寄った時など。私たちの環境は、常に誘惑だらけですから。
だから、この誘惑に勝ち続けるためには家から一歩も出ないようにするしかないのですが、それは現実に無理じゃないですか。
しかも「誘惑を避ければOK!」と言っても、買い物はいきていく上で必要ですから避けようがないわけです。
なので、この誘惑をうまく抑えて、ダイエットで痩せるためにどうしたらいいのかを知ることが重要です。
結論から言うと、買い物前に体にいい、ダイエットしていると意識させるあるものを見るもしくは食べることです。
どういうことかと言うと、
この本に書いてある実験なんですが、
・買い物前に一口のリンゴを食べてもらったグループ
・買い物前に一口のクッキーを食べてもらったグループ
・何も食べずに買い物に行ったグループ
と、3つのグループにわかれて、実際に買い物にどんな差があるかを試したそう。
まぁ何も食べない方が誘惑に負けそうですよね。そして、クッキーとリンゴを食べたらお腹がちょっと満たされるからがまんできる。と思うじゃないですか?
その結果をみてみると
クッキーのグループと何も食べなかったグループには差はなかった。
何も食べなかったグループよりも、リンゴを食べたグループの方が健康的な野菜や果物を買う傾向が25%も高くなった。
という結論だったわけです。
他の研究では、クッキーを食べたグループは、リンゴを食べたグループよりも高カロリーで体に良くないジャンクフードなどの食品を選んだという結果が出ています。
なので、買い物前にはリンゴをひと口食べてから行きましょう!
でも仕事の時にリンゴを持っていくのってなかなか難しいじゃないですか。なので、そういう方のために
食べなくても誘惑に負けない方法もあるんです。
『写真を見る』だけでも効果が高い!
スマホで野菜や果物などの健康的なもの、トクホのラベルを見るだけでも効果があるということがわかっています。
外食や飲み会に行く時にも使えるのですが、写真を見たり、行く前にフルーツやサラダを食べてから行くだけでも、飲みすぎや食べすぎを防げます。
もっと言うと、健康的な食事をしようと揚げ物や脂っこいもの、シメのラーメンを減らすこともわかっています。
判断する前に健康を意識していることを自分の脳にすり込んでおくと、自然と健康に意識が向くようになりますし、余計な買い物もしなくなるのでお財布にも優しくなります。
ダイエットをして、体重を減らしてお金は減らない。理想的なスタイル。笑
買い物や外食前に、健康的なものをひと口食べる
もしくは、写真や健康を意識できるラベルを見る
あなたもやってない?間違えたお皿や食べ方の選び方
ただ、自分が作らずに家族の人数分で作るからどうやって食べたら食べ過ぎなくなるかと悩んでいる人もいるのも実情。
なんでもそうですが、何かを始めるときは最初の準備が重要なわけです。
運動をしようと思ったら、靴やウェアがなければいけませんし、ダイエットするためにはある程度の知識が必要だったりします。
間違えた方法で努力をしても、結果がでるわけじゃないですので。
多くの人が犯している間違ってなにかというと・・・
ダイエットを始める時に普段と変わらない今までと同じスタイルで食事をしていること。
というのも、食事を減らす時にお皿はいつもと同じものを使っていたり、食事をする時間や場所などを工夫していない人が多いです。
ついうっかりって無意識の動作が多いので、いつもやっている簡単で楽な動きを体は求めます。
なので、お菓子や間食、食事量などいつも通りを脳が求めているんです。
だからいつもと同じ皿で同じ場所で、同じ時間で、同じ流れで食べているから誘惑に負けてしまうことになるんです。
1.お皿を小さいものに変える
2.食事量は少しずつ減らす(いつもより20%少なくする)
3.お皿に盛るときはいつもと同じ量に見えるように
4.ちょっと面倒と思うくらいに設定する
ことです。
だって、急にまったく食べないとか、食事量を一気に減らすと、脳が「エネルギーが足りないからもっと食べないと」と食欲を増やすわけです。
だからダイエットってうまくいかないんですよね。あなたが誘惑に負けているわけでは決してないわけなんです。
で、大切なことは、うまく脳を騙すことができるか。これに尽きます。
お菓子をやめたければ、袋から直接食べるのではなく、小さいお皿に分けて食べる。もしくはジップロックなど透明な袋に詰め替える。
お皿に盛ったお菓子をお箸を使って食べる。
「いやー、超めんどくさいじゃん」と思ったあなたは正常です。
ただ、この『めんどくさい』がかなり重要で、さっきも言ったように脳は楽でいつも通りを求めています。
だけで、この楽でもない面倒な食べ物と感じた瞬間に、脳が食べたい!って思う重要度ががくんと下がるわけ。
ということは、次第に食べたいと思わなくなってることになるんです。
人間の脳は賢いですが、ある部分ではチンパンジーレベルになることがあります。
このチンパンジー脳をうまく使いこなすことで自然に食欲を減らすことが可能になり、自然に痩せていくことになります。
まとめ
ダイエットは、いかに脳を騙すかなので、いわゆるゲームと同じようなものです。
そして戦略を立てて臨めば、ダイエットはつらく苦しいものではなく、楽に自然に健康的に痩せることができます。
なので、ダイエットは気合いや根性ではなく、頭を使うことでクリアすることができます。
賢く楽して痩せるを目指していきましょう。
他にも色々な脳の騙し方もありますので、興味がある方は「そのひとクチがブタになる」を読んでみてください。
